eicoの至福!

マシュー・ボーンの「白鳥の湖
Matther Bourne's SWAN LAKE
2010年6月27日(日)  青山劇場
13時開演 千秋楽っ
配役 ザ・スワン:リチャード・ウィンザー
   王子   :ドミニク・ノース

ふんが〜〜!!バレエ鑑賞は生きる糧でございます!
今回は特にたまりませんっっじゅるじゅるっっ
観客の98%は女子だったんじゃなかろーか。男性客は見つけるのが難しいくらい居なかった。

音楽はチャイコフスキーなんだけど、いわゆる古典の「白鳥の湖」じゃなくてマシュー・ボーン振付の、白鳥がみんな男子!のアレです。
youtubeからお借りしたこれは、初演の頃のキャスティングで私が見たのとは配役が違います・・

初めて見たのですが、ほえ〜っっ贅沢の極み!

華奢で小柄な英国王室然とした王子が、ひとまわり大きいマッチョな白鳥に翻弄され、誘惑され、気が狂ってついには・・・
激しいっ 
衣装は男性も女性も全部ものすごくステキで、かっこいー!女王さまステキーっっキャーキャー!
設定は中世かと思いきや、携帯電話とかパパラッチとか出てきて、現代の要素も入ってる。面白い。
照明の使い方が独特で、影絵的効果が!幻想的で、魅惑的!で、気持ち悪い!

冒頭、王子が夢枕に立つザ・スワンにうなされるシーン、私的にはココが秀逸。背筋がぞーっとして、気持ち悪くなって席を立とうかと思ったくらい(^^;
ホント、こりゃ最後まで保たないかも・・って不安になった。。。
白鳥の群舞がねぇ・・意外に揃ってなくてww、踊りに個性の違いがけっこう出てて、さらにダンサーの身長がまちまちで、バラバラ感に拍車をかけるんだわ。群舞は何回もあるんだけど、そのうち、「あ、この人さっきのあの人だっ」って見分けが付くようになるんだな。ここは、チュチュにトゥシューズできれいな装飾品のように踊る女子白鳥の群舞とは明らかに演出の意図が違うみたい。
それに、たしかにバレエの振付なんだけど、白鳥としての動物的な動きが妙にリアルなんだなぁ・・。それはそれは不思議なくらい。これもゾッとしちゃう。
あと、クライマックスでベットから白鳥が何匹も湧いて出てくるシーン。
これはもうホラー以外の何物でもない!!笑えたっっ(ホントは笑うところではないので、私は声を押し殺して肩を震わせていましたww。声に出して笑ったら周りの女子にボコボコにされたでしょう。。)

千秋楽だったので、カーテンコールはエンドレス。何回コールしたんだろ。ほぼ100%のスタオベ。白鳥の羽根がふわりふわりと舞ってて、床にずいぶん溜まった頃に会場の照明が点って、ま、こんなところでいっかって。お終い。
帰りに舞台をふり返ったら、緞帳めくってまで突撃してる客が十数人いた。これもゾッとする。。オイオイ。。

また日本公演がある時はぜひ見たい!

ぶらぼっ