音のいない世界で

「音のいない世界で」
会場:新国立劇場 小劇場
[出演・劇作・脚本・演出]長塚圭史
[出演・振付]近藤良平
[出演]首藤康之 / 松たか子

首藤くんがまた新しいことを始めるから、アタシはまた新しいジャンルを開拓する羽目になってしまった。。
これはもはやバレエダンサーの要素は皆無。。
なんとまあ。。

それにしても首藤くんの声は美しくてよく通ることっっ
長年舞台俳優としてやってきたみたいに違和感ないしっっ

・・・音のいない世界で・・・

音を盗まれて、取り戻すお話。
メルヘンだわよ。
クリスマスにはなんだかすんなり入ってくるぽかぽかしてくるようなあったかい上品なメルヘンだわよ。。

長塚圭史さんは、お父様の長塚京三さんと声がまったく同じ。
この人、とっても品のある知性的な人なんだわ、きっと。
作品から品格が漂ってくる。

近藤良平さんは、私はサラリーマンNEOで知ったけど。。
面白いわ。やっぱり。
存在感と顔のインパクトはさすがよ。
羊のシーンが気に入ったわ。「メメメ・・」って鳴くの。

松たか子ちゃんの舞台を見るのはこれで二回目だけど、この人、やっぱり芸達者!!
才能あるのね〜
「弦の国」の兵隊役の場面が良かったかな。
シーソーみたいなテーブルに座って展開する首藤くんとの場面もよかったわ。。あれってそうとう足腰鍛えてないと厳しいんじゃないかな・・首藤君は得意だろーけど。

それにしても、こんな俳優さんたちに演劇初心者であるはずの首藤くんがまったく見劣りせずに混じって、充分互角。
バレエの要素なしで。。。
しかも、セリフまわしが達者で
ああ、びっくりした。。。

くるくる回転もないし、大好きな筋肉も見えないし、ぜいぜいの吐息も聞こえないし。。。
でも、面白かったわ。。

心があったまったわ。。

クリスマスに見るのは最適っって思ったけど、
年末には年末の、
お正月にはお正月の、それぞれ感じ方が変わってくるかもね。。


1月20日まで新国立劇場
チケットは完売してるみたいだけど。。


あと、松たか子ちゃんの着てたニットのケープが可愛かったぁーー
オペラグラスで必死でガン見したわっっ
あと、大道具や小道具やらも楽しいわよっっ